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天穂のサクナヒメ 感想

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昨年本格的な稲作が楽しめると話題になった作品。初めは稲作に興味がなく且つアクションゲームが苦手という何故手を出したのかという状態だったのですが、始めてみるとどちらも楽しく時間を忘れるほどでした。以下ネタバレ少なめ、短めの感想。

 

 
ゲームシステム
稲作部分とアクションゲーム部分の2つの要素からなるゲーム。それぞれ難易度を設定することができるのは大きかったです。
 
稲作パートはサクナヒメの手慣れてなさが操作性と連動しており、村とサクナヒメが成長することでどんどん楽に、そして楽しくなっていきました。
 
アクションパートは稲作が進むほどサクナヒメのステータスが上がっていく仕組みなので稲作をやっていればいつかは敵が倒せるようになるという超親切仕様。アクション苦手な人間でもなんとかなります。コンボが爽快で、アクションゲームが好きな人はやり込めるようになっているんじゃないでしょうか。
 
ストーリー
あらすじ:武神と豊穣の神の娘であるサクナヒメが主人公。とある事から人間と一緒に島流しの刑になってしまう。流された先で生きていくために稲作を始めることになったのだが…
 
登場人物全員癖があって初めは然程興味を持てなかったのですが終わる頃には全員好きになってました。愛着が湧いてしまう。
一見サクナヒメは怠惰で遺産を食いつぶすだけの我儘姫なのですが、初めから引くところは引きやるべきことをやれるというヘイトコントロールがうまいキャラ造形。ココロワに「わしは今でも聡明で美しいおぬしのことが好きじゃ」と言えるのが彼女の最高にいいところだなと思っています。成長すると頼もしい神様になりますし見ていて気持ちの良い成長譚でした。
いくつか残った謎は次回作への布石でしょうか。
 
総括

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村を一望するのが楽しい
映像の美しさや曲が一貫してよかった。特に映像は今はここまで進んでいるのかと感嘆して村中飛び跳ねて回るほどでした。田んぼに張った水の美しさや村から見る山の美しさはたまらない。
米作りについて少し知れたのもよかった。分けつなんて知らなかったし、時期に合わせて水嵩増やしたり減らしたり肥料を変えてとなんとも忙しない。でもストーリーに合わせて新しい要素が追加されたり作業効率が上がったりと楽しくやれました。初めて白米作れた時は嬉しかった。(軽くプレイする分には攻略サイトで要所要所押さえれば楽しめます。本腰入れるなら評判であったように稲作について勉強すると楽しいかも)
 
いい意味で印象や好感度が180度変わった良作でした。